工務店・建設業で職人が採れない会社が、求人で見直したい4つのこと

「大工を募集しても、一年間ひとりも来ない」。広島や岡山の工務店、建設会社の社長から、ここ数年いちばん多く聞く悩みです。職人の高齢化は進み、若い人は来ない。けれども、同じ地域で毎年きちんと若手を採っている工務店もあります。違いは会社の大きさではなく、求人の中身にあることがほとんどです。
1.「経験者のみ」を外せないか考える
職人の求人で最も多いのが「経験3年以上」「有資格者優遇」という書き方です。即戦力がほしい気持ちはよくわかります。ただ、地方で経験者が自由に転職先を選べる今、経験者だけを待つのは分の悪い勝負です。
「未経験から一人前になるまでの道すじ」を書ける会社は強いです。たとえば、1年目は先輩について道具と段取りを覚える、3年目で小さな現場をまかせる、資格の受験費用は会社が出す。こうした育て方が書いてあるだけで、異業種から転職を考えている20代・30代に届くようになります。
2.現場の一日と、季節の波を書く
建設業の仕事は、外から見ると想像がつきにくいものです。朝は何時に事務所に集まり、何時に現場に着いて、昼はどこで食べて、何時に終わるのか。夏の暑さや冬の寒さ、雨の日はどうしているのか。
きれいごとだけでなく、大変なところも正直に書くことをおすすめします。入社してから「聞いていなかった」となるより、最初から知って応募してくれた人のほうが長く続きます。
3.「どんな親方・先輩と働くか」を見せる
職人の世界は、誰に教わるかでその後が決まります。求職者がいちばん不安に思っているのは、怒鳴られないか、ちゃんと教えてもらえるか、という点です。
社長や現場の先輩がどんな人で、どんなふうに若手を育てているのか。ひと言でもいいので、本人の言葉で載せてください。写真が一枚あるだけで、印象は大きく変わります。
4.休みと給与の「決まり方」をはっきりさせる
「日給月給」「雨天時は休み」「週休は現場次第」。昔ながらの書き方は、若い人にとっては生活の見通しが立たない書き方に見えます。
休みは何曜日が多いのか、月に何日くらいか。給与は経験に応じてどう上がるのか。数字を全部そろえられなくても、「決まり方」を書くだけで安心感が違います。
求人は「会社の名刺」
求人は、まだ会ったことのない人に向けた会社の名刺です。職人が来ないのは、仕事に魅力がないからではなく、その魅力が求人の言葉になっていないからです。まずは今出している求人を、20代の自分が読んだらどう思うか、という目で読み直してみてください。
求人の書き方そのものについては、無料求人で採れる会社の原稿の書き方もあわせてご覧ください。
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